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第五章 歴史へのまなざし
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ぼた餅が奉納されると、厳かに法要がはじまります。
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法難会 法要
日蓮聖人は「悪口の咎」により捕られ、処断の評決もすまないまま、鎌倉からこの龍の口の刑場におくられたわけですが、いったい何が起こったのでしょうか。耳をかたむけてみましょう。
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“龍ノ口法難は宗祖四大法難中屈指の大事なり
文永八年九月十三日(1271年)この龍ノ口の刑場においてまさに斬首の刑に処せられんとす
奇なるかな時あたかも江の島の方より月の如き光りもの飛び来たりて警吏の頭にかかりし気色あり
警吏怖れて切れず”
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処刑はとりやめになり、やがて、佐渡流刑となりました。
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赤火(オーロラ)
ここで興味が惹かれるのは、謎の光物です。その正体には後世、いろいろな説がとなえられています。
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日蝕
当時ひんぱんに起きた天地異変、彗星、日蝕、オーロラ、あるいは隕石の落下という説もあります。
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隕石
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諸天善神説
あるいは諸天善神の加護。この地の神といえば、あの山になった龍です。
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でも龍が日蓮聖人を守るとすればどんな理由があるのでしょうか。
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法華経に登場し、お釈迦さまに宝珠を捧げた龍女ともかさなります。
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日蓮聖人を供養するのは当然のことといえます。
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法華経……宝珠……ぼた餅
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もしかすると…。ぼた餅も天女の計らいかもしれません。法華経を信奉する日蓮聖人が流罪と知って信心深い老婆に働きかけ、ぼた餅で供養しました。
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ところが処刑されると知ってびっくり。竜口山になった龍を江の島に呼び、日蓮聖人を救うように頼んだとは考えられないでしょうか。
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Last Updated: September 21, 2016